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2009年11月24日 (火)

料理は脳を使います1

今夜のメニューを決める時点で、脳は活発に活動しています。冷蔵庫の中の在庫、天候、家族の好き嫌い、体調、スケジュールなどあらゆる脳内の情報が最速で行き来しているのです。特売場で急遽メニューを変更するというアドリブもきかせます…財政も大きな要素ですから。

家に帰って、重い荷物を降ろしながら、「何の作業から始めるか」を考えながら、炊飯器にスイッチオン。

材料の量、切り方、大きさ、鍋の種類、水の量、火加減、蓋はいつするか、火を弱めそして止めるタイミング。調味料は何をどれだけ入れるのか。その間にどのパックを開き、ひとり分はどれだけになるのか。どの皿にどう盛り付けるか…。

ありとあらゆる今までの失敗と成功の記憶を呼び起こし、刻々と変化する鍋の中を視覚、聴覚、嗅覚、味覚で判断、次の事態を予想し、とるべき行動を決定する―

これはもう、神業です。料理中の主婦の脳波を測ると、ジェット機のパイロット並みの活動、いやそれ以上かもしれません。

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