「ホリスティック・カウンセリング」帯津良一(春秋社)
イギリスの「スピリチュアル・ヒーリング」について書かれた箇所から抜粋
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「これは祈りと手かざしによる癒しの方法で、イギリスにおける代表的な代替療法、いや、補完療法のひとつです。
祈るといっても神仏に祈るのではなく、宇宙の根源に祈るのです。
(スピリチュアル・ヒーラーは)『行動規範』なる冊子を常時携帯することを義務付けられています。ここには多くの、ヒーラーとしてやってはいけないことが記されています。
例えば、診断的言動を弄してはいけないとあります。
また、予後に言及してはならないといいます。治りますとか治らないとか言ってはならないというのです。
まだまだ、他にも沢山の禁止事項が書かれています。その一つにでも悖(もと)るような行為があると、即座に除名です。厳しいものです。ヒーラーはどうしても謙虚にならざるをえません。大事なことです。生命を前にして謙虚でないほうが、そもそもおかしいのです。
さらに、その謙虚さの上に誇りを持っています。 身体・細胞系を対象とする西洋医学よりも、エネルギー場を対象とする自分たちのほうが、医療者として本来の医学に近い仕事をしているのだという誇りです。
"誇り高く、かつ約(つづま)やかに"。 ですから、私の出会ったヒーラーたちは、例外なく、皆、実にいい顔をしています。」
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悖る=道理にそむく。反する。
約やか=簡潔、シンプル、控えめ、つつましい
宇宙の源に意識を合わせて、自分の体をエネルギーの通り道にするレイキ・ヒーリングに似ていますね。ヒーラーとしての心構えも同じです。「誇り高く、かつ約やか」そして「いい顔」のヒーラーを目指しますぞ。
(≧∇≦)
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