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2012年5月23日 (水)

たった10日の間に

足取り軽やかになった母が腸炎で入院し、少し介護が必要な父の世話をするために再び実家に行ってきました。

発達した検査技術と医師の迅速な判断のお蔭様で、絶食で腸を休ませながら点滴で栄養補給をする母は、お腹がへった、力が出ない、することがない…と言いつつも、何もないほうがいいかもネ、とも言いました。自分をリセットする機会なのかもしれません。

瞑想するという発想が無い西洋人にとって、入院は一種の瞑想修行だ、という文を読んだことがあります。 病気になって初めて知ることは確かにありますが、知り得たことを快復後の人生に生かせるかどうかは本人次第…なんてチョット上から目線の娘です。

散歩の距離を伸ばすことには意欲的な父も、家事全般はまるでダメ。 「俺ひとりでもできる」と言い張っていましたが、渋々、ショート・スティに同意してくれました。

週に2回通っているデイケアと同じ施設で、建物は清潔できれい、スタッフの方々も明るく親切なので安心してお願いできます。 何度も同じ事を尋ねられると、家族は時々うんざりしてしまいます。 これを職業として毎日している人がいるのですね。 頭が下がります。

久しぶりに姫路に住む兄とも話す機会ができました。 「ひとの為に何かすれば必ずいいことがある。」って、あれっ? お兄ちゃんいつの間にスピリチャルなオジサンになってたん? 義理の姉は精神科の老人病棟で働いています。 私にはとてもできない仕事です。

母の入院先に必要なものを届け、父を入れる施設と契約し、持ち物全てに記名、牛乳・新聞をストップし、 お隣や親戚にお願い事をして、ようやく石川県に帰ってきました。

あらゆる人に助けられ、支えられて生きている。有難いことだと感じます。

そして、イライラしたり疲れたりすると、やはり顔を出す自分の我がままにも、久しぶりに会ってきました。

たった10日の間に色々おさらいをした気分です。

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