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2012年9月13日 (木)

頭の上のカオス 2

前回より

さて、今回の帰省では押入れの上の天袋をオープン

ノシがついたままの沢山の箱は埃だらけ。

頂き物のタオル、バスタオルそしてシーツがそれぞれ10枚。

お隣のお嬢さん(現在28歳)が生まれた時の内祝いも発見。

5月に母が緊急入院したとき、新しいバスタオルを家中捜索したけど見つからず、ずいぶんくたびれたものを病室の母に渡したのです。

あ~あ、こんな所にこんなに沢山あったなんて…。

重くて旅行には持っていけない革のカバン3つ(そもそも彼らに旅行は無理)

ひとつひとつ立派な箱に入れたオーダーメイドのスーツやオーバー(クリーニング済)をゴミ袋に2つ。

母「(40年以上前に)東京でオーダーしたの。高かったのよぉ~」

そうでしょうとも、とっても重い生地ですわ。

「あ、そのスカートはエプロン替わりにズボンの上からはくから捨てないで」

…サイズ合いませんけど?

32年前の引越し以来、ずーっと押し込められたままだった物たちにサヨウナラ。

もうここには何も入れないように、と釘をさすと

「うん、自分で入れたり出したりできないし」と珍しく素直でした。

古いエネルギーをかき回し、頭の中の思い出に光が当たったせいでしょうか

「なんだか疲れた」と母。

若いときは忙しく、年をとれば体力が落ち

自分の頭の上に何があるのか、思い出すことも開けてみることもできません。

そして「今」「毎日」必要なものは、使うたびに足元の山をひっくり返さないと出てきません。

その日は偶然にも古紙回収日でした (v^ー゜)ラッキー

汗だくになって空き箱を紐で結び、集積所まで何度も往復する私に

「大変やね」「天袋を開けるのは恐怖やな」「うちも今のうちにやらなアカン」と近所のみなさん。

子供にはなるべく迷惑をかけたくない…どの世代の親たちも思いは同じハズですが

自分が押し込めてきたものを白日の下に曝すのは、ついつい先送りになってしまいます。

さて、我が身を振り返ってみると、私と夫はどうなるのでしょう。

う…、か、かなり迷惑かも (;´д`)トホホ…すまぬ

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捨てる」カテゴリの記事

コメント

我が家の押入れや天袋、納戸にも…古きカオスがたくさん眠っていると思う…。
はぁ~…両親には、今の内に整理してもらいたいなぁ~…と思う今日この頃…。

せめて…私の物だけでも、冬になる前に大掃除するのだ

投稿: VARADA | 2012年9月13日 (木) 20時35分

VARADAさん

元気なときは「いつか使うから」捨てられない

使う体力がなくなったときは「捨てる気力もない」

みんな↑こんな状態ですね~

ひとのふり見て我がふりなおせ、です。

せめて…自分の物だけでも…一緒にガンバロー

投稿: FUMI | 2012年9月13日 (木) 21時29分

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