頭の上のカオス 2
前回より
さて、今回の帰省では押入れの上の天袋をオープン
ノシがついたままの沢山の箱は埃だらけ。
頂き物のタオル、バスタオルそしてシーツがそれぞれ10枚。
お隣のお嬢さん(現在28歳)が生まれた時の内祝いも発見。
5月に母が緊急入院したとき、新しいバスタオルを家中捜索したけど見つからず、ずいぶんくたびれたものを病室の母に渡したのです。
あ~あ、こんな所にこんなに沢山あったなんて…。
重くて旅行には持っていけない革のカバン3つ(そもそも彼らに旅行は無理)
ひとつひとつ立派な箱に入れたオーダーメイドのスーツやオーバー(クリーニング済)をゴミ袋に2つ。
母「(40年以上前に)東京でオーダーしたの。高かったのよぉ~」
そうでしょうとも、とっても重い生地ですわ。
「あ、そのスカートはエプロン替わりにズボンの上からはくから捨てないで」
…サイズ合いませんけど?
32年前の引越し以来、ずーっと押し込められたままだった物たちにサヨウナラ。
もうここには何も入れないように、と釘をさすと
「うん、自分で入れたり出したりできないし」と珍しく素直でした。
古いエネルギーをかき回し、頭の中の思い出に光が当たったせいでしょうか
「なんだか疲れた」と母。
若いときは忙しく、年をとれば体力が落ち
自分の頭の上に何があるのか、思い出すことも開けてみることもできません。
そして「今」「毎日」必要なものは、使うたびに足元の山をひっくり返さないと出てきません。
その日は偶然にも古紙回収日でした (v^ー゜)ラッキー
汗だくになって空き箱を紐で結び、集積所まで何度も往復する私に
「大変やね」「天袋を開けるのは恐怖やな」「うちも今のうちにやらなアカン」と近所のみなさん。
子供にはなるべく迷惑をかけたくない…どの世代の親たちも思いは同じハズですが
自分が押し込めてきたものを白日の下に曝すのは、ついつい先送りになってしまいます。
さて、我が身を振り返ってみると、私と夫はどうなるのでしょう。
う…、か、かなり迷惑かも (;´д`)トホホ…すまぬ
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コメント
我が家の押入れや天袋、納戸にも…古きカオスがたくさん眠っていると思う…。
はぁ~…両親には、今の内に整理してもらいたいなぁ~…と思う今日この頃…。
せめて…私の物だけでも、冬になる前に大掃除するのだ
投稿: VARADA | 2012年9月13日 (木) 20時35分
VARADAさん
元気なときは「いつか使うから」捨てられない
使う体力がなくなったときは「捨てる気力もない」
みんな↑こんな状態ですね~
ひとのふり見て我がふりなおせ、です。
せめて…自分の物だけでも…一緒にガンバロー
投稿: FUMI | 2012年9月13日 (木) 21時29分