頭の上のカオス 1
実家の父は92歳、母は今日で85歳になりました。
動作が不自由な父のベッドの横には、古いタンスがふたつありますが
父の洋服は押入れの前にぶら下げたり、床の籠に入れたり
着替えのたびに、何がどこにあるか分からない父と
いちいち手伝っている母が喧嘩をしていました。
前回の帰省時にこの開かずの扉を思い切ってオープン
長ーーーいこと着ていない母の服をゴミ袋に3つ以上廃棄しました。
おまけに、兄と私の通知表(40年以上経過)父の給料明細(50年以上)
母が女学校で提出した作品(60年以上)まで発掘
もう着ない着物…(というか、母が着物を着たのを見たのは1~2回)は
「もったいない」(母談)のでそのままにエーっ
空いた引き出しに、父が「今」着ている下着、靴下、洋服を入れ
ベッドに座ったまま自分で選べるようになりました。
それから食器棚から大量の急須と湯のみを捨て
トースターとパン、朝食用の食器、コーヒーの粉を並べて
父がいすに座ったままトーストを焼けるようにしました。
「これで俺が自分でできるな」とちょっと嬉しそう。
母も朝ゆっくりできます。
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