祖父の手袋
四国の帰り、両親のヒーリングのため実家に寄りました。
「冬の間使っていた加湿器を2階へ片付けてくれない?」と
母に言われ、「どうせ数ヵ月後にはまた使う物だし
ここに入れれば?」と、1階の押し入れをオープン
きゃ~~~、どこもギュウギュウです。
40年ぐらい前に母が習っていたお習字の道具がごっそり。
未使用の硯、筆、文鎮、和紙は
最近、習字を始めた方に引き取ってもらうことに。
他は、燃えないゴミと燃えるゴミに分別して玄関に。
更に、洋服箪笥ひと棹分のダンス衣装を発掘。
数年前までは彼女の趣味でした。
地味目なものは燃えるゴミへ
少し元気なものは「ダンス命!」の私の友人にお嫁入り。
汗だくの作業に思わぬご褒美が降ってきました。
もう失くなったと諦めていた、祖父が編んだ手袋が
スパンコールでキラキラ輝く衣装の下から登場したのです。
一ヶ月前にブログに書いた、あの手袋。
こんな嬉しい偶然ってあるものですね。
超極細でキッチリ編んであり、縄編み模様も入っています。
裏には少し色違いの毛糸でアクセントが。
「海軍工廠(こうしょう)の病院に入院していた時に
オヤジが編んだものだ」と父もうっすら思い出しました。
何度か手を入れて大きさを確認しながら
編み進んでいったに違いない。
会ったこともない祖父の手を感じながら
自分の手を入れてみました。
「そういえば昨日はおじいちゃんの命日だったのよ」
ありゃぁあああ~。呼ばれてしまったようです。
仏壇に手を合わせ、沢山の偶然に感謝しましたチーン
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