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2013年12月29日 (日)

いつかどこかで4

エジプトか中東の国のようでした。

深い森の中を、私は走っていました。

城を抜け出し、必死に恋人を追いかけていましたが

緑の壁に阻まれて前に進めません。

とうとう、彼は私を振り切って行ってしまいました。

身分の違いから許されない恋。

でも、私はどうしても城の外に出たかったのです。

彼ならそれを叶えてくれるはずでした。

家来に連れ戻された私は

父である国王の前に立たされていました。

私の前に、切り取られた男の右腕が差し出されました。

血に染まった手首には私が与えた金の腕輪が…。

勝ち誇ったような王の顔。

それを見て気がつきました。 

王は私の父ではなく、歳の離れた夫だったのです。

私が恋をすること、私が自由になること…

それは彼にとって屈辱でした。

私が嘆き悲しむのを待っている夫。 

ここで泣いては私の負けです。

殺された彼とは何の関係もなかった

彼の死を知っても何も悲しくない

そう振舞うために、私は泣きませんでした。

そして、誓ったのです…もう二度と人を愛さないと。

゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜

その後はどのような人生を送ったのかを知りたくて

自分が死ぬ場面を見てみました。

次回へ続く

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