生と死、そしてその間
長男の友人が1年の闘病の末、天に召されました。
家族ぐるみで仲良くしていたので、なぜ「うちの子」が?
なぜこんなに早く?と涙が止まりませんでした。
もがきながらサナギから脱皮しようとしている人
人生の大きな節目を体験している人
怪我や病気で苦しんでいる人が、私の周りにたくさんいます。
誰かが大きな渦の中にいる時、その渦に私も影響を受けます。
誰かの悲しみも、誰かの喜びも、その人ひとりのものではなく
その場を共有する人たちや
遠くにいても同じ感情を味わっている人たちが
ひとつになって体験しているような感覚がします。
同じ日に、私の友人に孫が誕生しました。
肉体を脱ぎ、光に戻る者
光の世界から舞い降りて、新しい肉体をまとう者
そしてその間にいる私たち
バラバラではなくて、それぞれの学びの工程を
みんなで息を合わせて進んでいるのでしょうか。
ご遺族と悲しみを共有した二日間が終わろうとする時に
娘の婚礼の衣装合わせがありました。
我が家で大きな役目を果たした後、彼女も節目を迎えました。
そしてそれを通過する様子をみせてくれています。
こうやって、人は人に見えない何かを与えるのですね。
「生から死までのわずかな時間に
私たちはとても大切な務めを行っている
目に見えないものを分かち合うことで、一緒に道を歩んでいる」
そう思えるようになったのは、光に戻っていった彼のおかげです。
ありがとう
まだ辛いけど
本当にありがとう。
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