いつかどこかで7
それから何十年か経ちました。
彼は白髪の老人になっています。
村を離れてからも、更に学びながら働き続け
いくばくかの財産を得て、故郷へ戻ってきていました。
湖のほとりで余生を楽しんでいる様子です。
孫娘の小さな手を取って、彼が家から出てきました。
澄み渡った空をうつして、湖がいっそう青く輝きます。
太陽と緑の山々に優しくつつまれるふたりを
私は雲の上からそっと見ています。
彼が道端の花を摘んでお墓にそえています。
それは私の墓でした。
彼はずっと私の教えを守りながら生き
そして、私の墓の近くに小さな家を立てて住んでいたのです。
「あなたのおかげで、いい人生を送りました。
ありがとう。」
ありがとうという言葉と同時に
彼の胸から金色の光が放たれました。
あまりのまぶしさに、私は目が眩みそうになりました。
地球が小さなボールになるほど離れてみても
その眩しさは変わりません。
どんなに遠くにいても、彼がどこにいるかすぐ分かります。
そして、彼を見守り、助けずにはいられなくなるのです。
この眩しい光のおかげで、永遠に幸せ…
宇宙の深い青の中で
私はゆっくり泳いでいました。
… … … … … …
… … … … … …
大いなる存在からのサポートを受けるのは
そんなに難しくありません。
感謝の波動を発信すればいいのです。
ほんっとに眩しいから、見逃されることはありませんヨ
あ~、びっくりして雲から落ちるかと思ったサ (*≧∀≦*)
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