よく生きてよく死ぬ
認知症のため体調を崩していた姑が他界しました。
-脳が動かないから体が動かないんだよね
-何もできなくなる自分が悲しいんだよね
「脳が機能しないもどかしさ」は体験し理解していたつもりですが、何度も同じことを繰り返す姑にイライラして口調が強くなったこともありました。
生から死へ移行する姿をゆっくりと見せるかのように、最後の2ヶ月は殆ど眠ってばかりでした。
たまに起きていても妄想の世界にさまよっていて、「じゃ、明日また来るよ」と言う私に、かすれた声で「ありがとう」と言ってくれたのが最後の「会話らしい」会話だったでしょうか。
臼井霊氣療法の創始者、臼井甕男先生は
「その人の寿命と分かったときはなおさら最後の最後まで万全を尽くして真剣に治療しなさい※ そうすればどんな病苦の人でも、実に安らかな往生の出来ることは確実」と教えています。
病室に通いヒーリングをすると、自分の手から今までにない何かが出るのが分かりました。心臓マッサージの最中も手を握ることができました。
もしあの世で姑に会えたなら、私のヒーリングはあれでよかったか尋ねてみたい気がします。私のレイキの通路は純粋だったでしょうかと。
人は皆んな死ぬ。
これはあまりにも当たり前。
今生きていることこそ「有難い」奇跡。
その中でレイキに出会い、心静かに姑を見送ることができた奇跡は私の人生の宝物です。
誰にでも起こる「当たり前」を恐れずに、与えられた奇跡に心を向けていこうと思います。
よく笑い、よく泣きながら
よく迷い、よく惑いながら
最後になりましたが、本人と家族を支えてくださった介護・医療関係者の皆様のご尽力に心から感謝いたします。
(※大正時代は治療という言葉が使えました)
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