数年前に山口創さんの本を何冊か読みましたが、またこれを読んで「触れる」ことの良さを再認識しました。
「触れられている人だけではなく、触れている人のオキシトシンも増加する」ということも書かれています。ヒーラーも同時に癒されるレイキヒーリングとよく似ています。直接相手に触れなくてもレイキヒーリングはできますが、暖かい手に触れられるとホッとしますね。これは万国共通です。
また、「オキシトシンレベルが高い人に(セラピューティック・ケアを)施術された人は、オキシトシンの上昇が大きくなる」そうです。それに対して著者は「まさかオキシトシンが皮膚を通じて相手にしみこんでいくとか、エネルギーが相手に伝わるといった可能性はないであろうが、(略)」と書いています。
あるんだなぁ、そのまさかが。エネルギー、伝わりますよ、へっへっへ
第4章「皮膚を拓(ひら)いて元気な自分を取り戻す」に、「笑うこと」「心を開くこと」「皮膚を共振させること」「感謝すること」「親切にすること」…
そして「許すこと」がありました。
「忘れたいのに忘れられない」「10年以上前の事なのに、今でもそのことを思い出すとイライラして腹が立つ」。そのような経験がある人は多いのではないか。もちろん誰かに嫌なことをされたとしたら、それをすぐに許すことなどできないだろう。しかし大事なことは、許すことは相手のためではなく、自分のためだということである。(中略)
許せないというネガティブな感情を長い間抱えてしまうことだ。それは人生の重荷を自ら背負ってしまうことになるからだ。だから相手のためではなく、自分のために許すという発想を持つことが大事だと言える。
憎ったらしいアイツの為に頭を下げるのではなく、大事な大事な自分の得になることなら、やってみる価値はあります。許すという行動をするに、もう相手は不要です。自分の心の中で雄々しく立ち上がればいいだけですから。すぐにできなくても、完全に許せなくても、やってみようと決意することから始めましょう。
著者によると、許すことで二つの効果が認められているそうです。まず、抑うつや不安や怒りといったネガティブな感情が減少する。さらに、血液中の白血球の数が増加したり、血圧や心拍を下げ、心臓病を予防する。
ほらね、やっぱりお得なんですよ。
日々自己ヒーリングで自分に触り、機会があれば誰かに触れ、明るく笑って感謝して人に親切にしていくと、許しに向かって少しずつ歩んでいけます。私もその道の途中です。どうぞ、ご一緒に。
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