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2018年7月

2018年7月30日 (月)

いつかどこかで12(生と死)

黒く冷たく濡れた石の階段を下りて、そのドアを開けると

光あふれる広大な空間が見えた。

「こっちへおいで」と呼ばれても、怖くて一歩が踏み出せない。

馴染みの大きな手を、私の小さな手がギュッと握りしめる。

「この手を離さないで、いつも傍にいて。」

「傍にいるよ、いつだって。僕はどこにでもいるのだから。」

「この手を離したら、私はひとりぼっち。」

「僕は君の中にいる。全てが僕で、僕が全てだから。」

「え、よく分からない。」

「君の中に僕はいる。僕は君で、君は僕。」

「分からない、分からない。どういうこと?」

「知らないの?こんな簡単なことを。」

「この手を離したら、私はひとりぼっち。」

「違うよ、ほんとはね、全てが僕で、君も全て。

離れるとか、一緒とか、そんなことは最初からないんだよ。」

「私はひとりが怖いの。だからずっと一緒にいるって約束して。」

「約束なんてないんだよ。何もない、何も要らないよ。」

「約束がない?」

「全てがあるんだから、約束は要らないよ。

さあ、飛んで。こっちにおいで。」

私は光の空間にそっと入っていった。

ふわりと体が浮いて、全てがあり何もない世界の光の粒になった。

そして広大な世界を無心で漂った。

重力がない。何をするのも自由だ。

もう一つのドアを見つけて入ってみると、あの黒く濡れた階段だった。

冷たい階段を下りて行き、さっきの出口を見つけて、また光の世界へ飛び出した。

そしてドアから入って階段へ。

何度もグルグルと回る。

回るスピードが速くなり、私の体がなくなっていた。

全てがあり何もない、時間もないから約束もない。

怖いという感覚はとっくに消えていた。

全てが私で

私が全てなのだから。

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階段と光の世界は、生と死でしょうか。私たちは知らないうちに繰り返しているのでしょうか。考えることすらなく、私はひたすら回っていました。

カテゴリー「いつかどこかで」の記事

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2018年7月28日 (土)

遊び心

用事がない限り何処にも行かないというズボラな性格を矯正すべく、今月も芦屋へ行くついでに途中下車。

琵琶湖沿いの近江八幡の八幡堀を激写しに行きました。

ここは大好きな鬼平犯科帳エンディングのロケ地のひとつです。

ああ、ジプシーキングスが聞こえてくる…なんて盛り上がるつもりが…

「災害レベル」と報道される猛暑。駅からのバスを降りた所で気温はご覧の通り。そして体感温度は間違いなく40℃超えです。

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もう、動きたくない。

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しかし、ここまで来ていながら諦めるわけにもいかず、美しい街並みで自分を励ましながら

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水辺だからほんのちょっぴり涼しいよね、と自分をごまかしながら

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それらしき写真を撮りながら…

いかん、なんだか頭がふらつく

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慌てて入ったお寿司屋さんで、冷たいお茶をかけつけ三杯。

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もう限界。神社のお詣りは諦めよう。

ロケ地の写真の写真を撮る。鬼平のエンディングはしっかり無視されていた。黄門様とお銀ちゃんこそ国民的スターだと知る。

快速電車が「暑さのためにレールが歪んでいる」という、北陸ではあり得ない理由で運転を取りやめたので、普通電車で大阪へ。雪害がない地域には熱害があることを知る

「ふえぇええ~」と言いながら冷たいペットボトルを頭に押し付けていたら、親切な人が席を譲ってくれました。

翌朝は実家で、「蝉の声がうるさい」という、鶴来ではあり得ない理由で目覚めました。

睡眠不足と超リラックスで、途中うとうとしながらも、楽しい土居先生のセミナー再受講。お楽しみはこれからだ、いぇいーい

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相変わらず自撮りが下手な私インスタの女王への道は遠い 近江八幡は暑くもなく寒くもない時期に再度挑戦しまーす。誰か一緒に行かない?

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2018年7月16日 (月)

ハッピー・コネクションでヒーラーとして出店します

★8月4日(土) 11時から5時

野々市交遊舎(野々市駅隣)

★私はレイキヒーラーとして出店します。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。私から受講済みの方はヒーリングのサポートとして入れます。

★2,000円/約30分 

★その他に沢山の方たちが楽しいイベントを企画しています。たとえば、、、

レジンアクセ&プラバンアクセ、パワーストーン鑑定、メイクアップ、数秘&カラー®︎.天体色数.透視リーディング、天空からのメッセージをお伝えするタロットリーディング、インドネシア料理と雑貨、フワフワ泡体験&お顔スッキリ小顔体験、カラーエネルギーリーディング カードリーディング、オイルトリートメント  小物、アニマルリーディング、チャネリング・カードリーディング・名前詩、エネルギーリーディング・カードリーディング、米粉スィーツ、布小物、ハーバリウム、カラーセラピー&ミラクルカラーセラピー

まだ増えるかもしれません。なんだか賑やかで楽しそうですね。

私はこういうイベント出店の経験がほとんどなく、上手にアピールできるか分かりませんが、他の方たちのメソッドを楽しんでみたいと思っています。

当日は椅子に座っていただいてヒーリングします。

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2018年7月 7日 (土)

小さな町の観光

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白山比咩(ひめ)神社で夏越大祓  関連記事

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これを唱えながら茅の輪をくぐりました。トリリーには全てローマ字で読み方を書いてあげました。

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禊所で

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地元の小さな古民家お食事処

「この出汁は何?スモーキーな香りね」と聞かれたので、シェフに尋ねたらカツオでした。だから燻した香りだったのですね。すごい味覚!

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おはぎ屋さんでおしゃべり(自撮りが下手な私)

ついたちヒーリングでは、トリリーにもヒーリングに参加してもらいました。初めての畳の上でのヒーリングが面白かったそうです。

午後からは受講生が集まってシェアリング。小学生の参加者も'My name is....'と上手に英語で自己紹介してくれました。

「レイキが私の人生を変えた」とトリリー。レイキが大好きな人たちがよく言うセリフです。日本人、外国人の区別はありません。

アイウエオ免疫活性法をして、「おーーー」という発声で、各チャクラを響かせ全チャクラのバランスを整えてみました。これも大勢でやると体がホカホカしてきます。

トリリーの歌 Times are changing を全員で歌い、お茶やお菓子でおしゃべりしながら盛り上がりました。最後はみんなでトリリーをヒーリング。

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小松駅まで彼女を迎えに来た時、駅構内の七夕飾りに「トリリーが3日間を楽しんでくれますように」とお願い事を書きました。みごとに願いが叶って嬉しそうな私の顔(やっぱり自撮りが下手)

帰る時は、「ふみの家族とレイキの友達が健康で幸せでありますように」とトリリーが願い事を書いてくれました。この願い事もきっと叶いますね。白山の美しい景色がそれを約束してくれました。

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敢えて有名観光地には連れて行かず、地元を案内しました。町の人たちは意外とフレンドリーで、「どこから来たの?」「デンマークって何語を話すの?」と必ず話しかけてくれました。注文していないメニューをサービスしてくれたり、わざわざ倉庫を開けて古いお神輿を見せてくれたり。そんなやりとりを、トリリーはもちろん、私もゆっくり楽しむことができました。そのおかげで、とてもいい町に自分が住んでいることに、気づかせてもらいました。

外国を旅行すると、誰もが行くお決まりの観光地より、地元の人たちとの交流がとても印象に残ります。「ああ、いい人たちだった」と思い出すと、「また会いたい」「また行きたい」と思えます。世界中にある沢山の小さな町が、きっとそんな場所なのでしょうね。

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