カテゴリー「うつ病」の記事

2016年5月13日 (金)

水とわたしの歴史

久しぶりにプールに行ってきました。最後に来たのは何年前だったか、記憶にもありません。回数券の残りの数枚が財布の中でボロボロになっていました。

 

軽く水中ウォーキングをしてから、バッサンバッサンと水しぶきをあげてゆっくり泳いでみました。なんとか25m、次の日はどうにか50m、そして次は75m…「やるじゃん、私」と例によって調子に乗ります。帰宅してからも元気なのが嬉しい。

 

そうです、あれは40歳を過ぎた頃でした。「あ~、若い時に水泳を習っておけば泳げるようになってたかも」と思いました。

 

すると突然神の声?が聞こえてきたのです

 

40代の私から見れば20代の私は確かに「若い」だろうけど、60歳になった時に40代の私を振り返ったら「すんごく若い」ハズ。そうだ、今始めよう(林修先生のパクリではありません)

 

ビート版にすがりついて、バタバタバタと5回程足を動かすと、立ち止まってぜーぜーと肩で息をするくらい体力がなかったのに、いつのまにやら人生で最も元気な時期を体験していました。体重もウェストサイズも少しずつ減ってきてノリノリだったのですが…

 

突然のうつ病発症

 

薬の副作用であっという間に10kg太り、自分の醜い姿に落ち込んで、いっそう動けなくなるという悪循環にどんだけ頑張っても少しも頭が動かない。だから何もできない。死ぬまでこの頭は治らないと諦めてしまった時です…

 

そこで第二の神の声?が聞こえてきました。

 

「頭が動かないなら筋肉だけつけたらどうだ。役に立つぞ

 

全てを諦めていた私は、素直に従いました。

 

いきなり水泳を再開するのはあまりにもハードルが高い。ゆっくりとした気功ならできるかも、と試してみたものの、20人の生徒が輪になっていると、向こう側の人の視線が辛くて辛くて耐えられず、1回でギブアップ。

 

ヨガ教室は全員が先生の方を向くので、一番後ろの片隅に隠れてなんとか続けられました。

 

最後のリラックスタイムに流れてくる音楽がすごく良かったのですが、人に話しかける勇気がないので先生に曲名を尋ねることもできません。

 

後に、現代霊気法のCDの作曲者・宮下冨美夫さんの曲だったということを知りました。しかも同じCDをいつのまにか夫が買ってきてくれていて、その時すでにウチにあったことすら全く気づいていませんでした。(現在はセミナーのアチューンメント時に使わせていただいています。)

 

次はヨガよりちょっぴりだけハードなダンベル教室に。片方500gという超軽量のダンベルです。

 

こうやって少しずつ慣らしながら、ようやく水泳に復帰。「途中でしんどくなって帰るかもしれませんが、よろしくお願いします」とコーチに思い切って宣言してから始めました。

 

やがてレイキに出会い、コーチから「姿勢がよくなりましたね」と言われて嬉しかったのを覚えています。

 

お風呂好きだけど水は怖く、子供の頃はプールの時間が地獄のようでした。そんな私があんなにシンドイ時期に水泳を再開しようと、着実に準備し続けるなんてね。いつもプールをサボっていた子供の私に教えてあげたいさ。それどころか、今では水が私の心や体をいい感じにしてくれる。

 

第一の神の声は正しかった。20年前の私は何も知らないひよっこだった。ということは、20年後の80歳の私からみたら、今の私もまだまだ可能性がいっぱいある若者です。

 

で、第二の神の声は?

 

それは微妙に違っていました。

 

「筋肉をつければ結構頭も動くようになるから、だいじょーぶ」が正解かな。筋肉を動かすと血液や気の流れが促進され、呼吸も長くなり、結果的に脳の動きがよくなります。

 

レイキと水と、そして色々な人との出会いのおかげで、40代の頃よりもずっと元気で幸せです。水よありがとう。そして大宇宙、ありがとぉ~。ますます調子に乗っちゃうよ~

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2013年4月30日 (火)

良いエネルギーって?

レイキは太古から宇宙にあふれるエネルギー。

レイキ法はそのエネルギーの使い方、

純粋なまま受け取り、何も付け加えず、何も削らず

そのまま循環させるという実践法です。

決して私自身のエネルギーは使っていません。

第一、私はそんなにパワフルじゃありませんよ。

「元気ですね~」なんてたまに言われますが…

少しも頑張っていません。

むしろ、無理に頑張らないことを心がけています。

もしそんなふうに見えるのなら、その理由はきっと

明るく楽しい調和のエネルギー「だけ」を吸収して

それを周りに発信するよう心がけているから、かもしれません。

この循環の中にいる限り、そんなに力は要りません

要所要所で勝手に自分が動きますから。

では、吸収すべき良いエネルギーってなんでしょう?

それは心から、時には魂レベルで「自分が」求めるものです。

思い込みや、他人の価値観や、社会常識を捨てて

深い深い喜びに素直に従うと分かります。

何となく穏やかで優しく、懐かしい気持ちになったらOK

何となく心がサワサワしたり居心地が悪かったらNG

↑こんな表現だと分かりやすいでしょうか。

うつ病(エネルギー貧乏)に苦しんだ数年間

「心から望んでいることは、少ないエネルギーでもできる」

という印象的な体験をしました。

これがなければ今の私は存在しません。

あっという間に治すことをせず

この頑固者が改心するための十分な時間を与えてくれた

大宇宙の「はからい」をしみじみと感じます。

私ゃ、本当に幸せ者ですヽ(´▽`)/

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今年も咲いてくれました

 

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2012年6月29日 (金)

「奇跡の脳」ジル・ボルト・テイラー

商品の詳細

 

さなたろうさんのお勧めの一冊。新潮社2009年発行

「脳卒中」になった神経解剖学者が、立ち直り、新たな人間になるまでの実話。原題は My Stroke of Insight

TEDで彼女がプレゼンする様子はコチラ

体の機能の一部を失っても、決してなくならないものがあります。それどころか、ある一部を失ったおかげで、花開く肉体の回路があります。

彼女は、左脳が殆ど機能しなくなったおかげで、長い間右脳に隠れていた「愛と平和」の特質を再発見し享受します。

そして回復する過程の中で、左脳のどの働きと右脳のどの個性を「選んで生きていくか」を「自分で手綱をとる」と言っています。

自分のアイデンティテーを確立させる、考える頭(左脳)と、宇宙とつながった深い安らぎと思いやりの心(右脳)、両方の脳のよい点を選び、意識的につなげられると述べています。

悟りや心の平安は特別な人だけが到達するものではなく、ちょっとしたコツで、誰にでも可能だと、実体験から励ましてくれているジル

学者らしい冷静な筆致で書かれた説明文は左脳の作品。感覚やエネルギーの勢いで書き上げた後半は右脳の芸術にみえます。

レイキの教えと共通しているところも多いのが意外でした。

何より、うつ病の時に、ぼんやりと観察していた自分の脳の中と、博士の体験がいくつか合致していて、興味がつきません。

小賢しい理屈や道理を盾に、常に何かに「勝とう」としていた私。全てはひとつという右脳観を受け入れるためには、まず「何もできない、何も考えられない」ニュートラル状態に、無理やりにでもしばらく留まる必要があったのでしょう。

右脳と左脳は対称的に同じ大きさで与えられています。どちらにも傾きすぎることなく、上手く「手綱をとる」人が増えることを望みます。

宇宙とつながった今ここを生きながら

個人として淡々とやるべきことをするという

バランスの取れた生き方は、私たちのすぐ近くにあります

商品の詳細

高次 脳機能障害の医師が書いた「壊れた脳生存する知」

こちらも内側から冷静に観察した体験談

どちらの本も、当事者とその介護者必読です

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2012年4月20日 (金)

楽しいから…

苦労して何かを成し遂げて、それでお金をもらったり、人から凄いねと褒められる

このパターンは私たちが何となく信じてきた方法です。

でも、ちょっとそれは違うな、と思い始めています。

私にとっては英語やレイキ。

勿論人並みの努力、いや時には人も呆れるほど時間や労力をかけています。

でも、その行動を行っている最中に

「楽しい」「おもしろい」「リラックスする」「ワクワクする」

という報酬をすでにもらっている ので

もう一度やりたい、もっとやりたいと思います。

だから長続きしているし、これからも続けていきます。

例えていうと、鼻の前に人参をぶらさげられて

ゴールしてからお腹いっぱい食べさせてもらう…のではなく

走りながら美味しい人参をいつも食べている感じです

「世間」とか「誰か」とかいう実態の無いものから

「認められる」というあやふやな評価を頂戴するまで

頑張って頑張って、ヒタスラ我慢する…

これは、もうできない、辛すぎる…欝になって感じました。

だから、やってる最中に「あ、こりゃ楽しいわぁ」と感じられることをして、よいエネルギーを吸収し、

会っている最中に「ひゃぁ、この人オモロイわ」と感じる人に会い

その人のよいエネルギーを「いっただきま~す」ともらいます

(吸いとったりしませんから、ご安心を

この生き方が、最も楽チン、つまり省エネなんです。

あなたと喋っている最中に、私がニンマリしていたら

「オモロイ人間認定」ハンコをこっそり押しているかも…要注意デス

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2012年3月 1日 (木)

通訳

今日はついたちヒーリングの後、みなさんと白山比咩神社へ参拝に。

参道の片側は雪に隠れていましたが、明るい春の訪れを教えてくれる優しい空気に満ちていました。

もう3月なんですねぇ

週末は芦屋のセミナーに行きます。今回はデンマークで宿を提供してくれた現代レイキ・マスターのトリリーのために、ちょっくら通訳をしてきます。

2年もかけて作り上げた資料(虎の巻)を印刷して、本番ではそれを見ればどうにか乗り越えられるようにした…つもり。

「人事を尽くして天命を待つ」

ああ、かっこいいと、得意の自画自賛。

二桁の数字の足し算で、繰り上がりが分からなかった脳みそが、ここまで発達したのです。

もうそれで充分しあわせ、あとはオマケの人生だわ。

ありがとう。

。+゚☆。+゚☆ндρρчヽ( *´∀`*)ノндρρч☆゚+。☆゚+。

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2011年12月26日 (月)

迷った時は心地良いほうを2

前回からのつづき

 

そうやって進み続けると、心と体が軽くなり、よりスムーズに自分らしさを発揮できるようになるのです。

 

そんなこと言ったって、自分の楽しみだけを追求していいんですか?

 

ふふふ、結果的にはそれが皆のためになるのよ。

 

↑やはり、うつ病の時に身にしみた確固たる法則です。

 

軽く明るく自由に行った行為、話した言葉は、あなたの周りを明るくします。

 

そうやって、どんどん仲間を増やせるのです。

 

ひとりの人間が発する光より、多くの人間から発する光の方が、ずっと明るいでしょ?

 

小学校の算数しか分からなくても、これくらいなら理解できます。

 

周りを明るくする、光を広げる、素晴らしい社会貢献じゃありませんかヒューヒュー

 

でも「本当に」輝いていないと、周りを照らせません。

 

だからこそ、「本物の自分が心から楽しむ」ことが、スタートになるのです。

 

これは、この歳になって、やっと納得したファイナル奥義じゃよ、ふぉっふぉっふぉ

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2011年12月24日 (土)

迷った時は心地良いほうを

私たちはいつも(意識的に、無意識に)何かを決めています。

「夕飯は何にしようか」とか「砂糖を何杯いれようか」から「この人と結婚(離婚)すべきか」まで。

(実はこの一瞬にどの感情を選ぶかも自分で決めているそうです。)

さて、なかなか決断できない時、あなたはどうしていますか?

私は、色々ぐるぐる迷いだすと、だんだん気分が悪くなります。

そんな時、気分がすぐれなくなる理由を考えても、さっぱり分かりません。

そこで登場するのが「混乱したらシンプルな方法を」

↑これは小学校で算数の問題を解けなかった時に編み出した人生の奥義(?)です。

そこで、視点を変えます。「気分が悪くなる理由」なんてネガティブな捉え方から

「どうすれば気分がすっきりするか」というポジティブな流れへ変えるのです。

そして、嬉しいほう、楽しいほうを選択します。

「自分」が「本当に」喜ぶことをする。

↑これはうつ病を長く患った時に編み出した人生の奥義その2です。

「本当に」が肝心です。見かけだけの喜びや、他人の価値観でごまかさないようにネ。

そして、主語が「自分」であることも大切です。

他の誰でもない、自分の奥の奥の部分が、キラキラ輝く方向へゴーッ

次回へつづく…

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2011年12月 3日 (土)

うつ病同窓会は明るい

昨夜はお洒落なイタリアンで、うつ病同窓会でした

 

週一でクリニックに通うことが唯一の活動だった私たちも、今はそれぞれ働いています。

 

成長したな、と思うのは、「仕事できるようになった」ことではなく、「どこが自分のウィーク・ポイントかを知り」、そして「決してその部分で無理しないようになった」ことです。

 

以前の私たちは、不得意分野や苦手な人を克服しようとジタバタして、途中で挫折し、自分を責めて、さらに落ち込んで…いっそうドツボにハマっていました。

 

この季節は苦手、こういうシチュエーションだと体が硬くなる、アイツだけは話したくない…

 

誰にだってあるのです。

 

人生の最低な時期に出会った私たちは、一緒に食べて飲んで、それぞれの苦手科目を許し合い、笑い飛ばします。 声が大きすぎて、隣のカップルには迷惑だったかも。

 

最低な時期を経験しなければ、こんな飲み会はありませんでした。

 

おそらく、自分を許したり、人の苦しみを理解したり、そんなこともなかったでしょう。

 

有り難いことだと、しみじみ思います。

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2011年8月 9日 (火)

笑いたい時は 「いいまつがい」糸井重里

超うつの時に書店で偶然手に取り、「立ち読みしよう」としばし試みました。

しかし、店先で大爆笑をこらえることができず、(当時はまだまだ「決める」ことが苦手でしたが)購入を即決。

その後、実母の手術前にプレゼント。

おかげさまで母の不安もかなり軽減した様子でした。

商品の詳細

ひとは、嬉しいから笑うのですが、逆に、理由がなくてもただ笑うことで、気分がよくなり楽しくなります。

笑いは太陽の癒し、涙は月の癒しといいます。

これを読めば笑いすぎて、涙が頬を伝うこと間違いなし、バンッ(太鼓判の音)
(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ 

つまりダブルで癒されるのです。

笑う→楽しくなる→笑う→楽しくなる

というプラスのスパイラルで免疫力をアーップ

こんなんもアリマスよ~↓

商品の詳細商品の詳細

ただし手術直後に読むと笑いすぎて傷口が…

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2011年7月 8日 (金)

うつの治りがけ

エネルギーが枯渇している時は、何もできる状態ではないので、当然何もしません。

しかし、どうにか徐々に上昇し始める頃…それはそれで辛い時期なのです。

そろそろ、色々なことが「再び可能」になってくるため、もたげてくるものがあります。

「やらなくっちゃ」

「もとに戻らなくっちゃ」

「いつまでも休んでいては申し訳ない」

「遅れを取り戻さなくては」

キャパシティーを超える負荷をかけ続けたから、動けなくなり、無理やりではあるけれど、やっと休めたのに。

少しずつ動けるようになると、昔の癖が出てきます。キャパを超えて無理をするという。

ここが、ふんばりどころなのです。

この癖を治すためにせっかく病気になったのに、また繰り返してもいいのでしょうか。

それでは何のために病気をいただいたのか分かりませんよ。

ここは、ぜひとも、「頑張って」休んでください。

うつになった原因は人それぞれですが、自分を休ませるのが下手だった、というのも原因のひとつです。

その意味では、「生活習慣病」の要素もあると思います。

これを機会に、よい習慣を身につけましょう。 定期的に自分を休めて、心の声を聞く時間を大切に。

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